はじめてのバラ暮らし

「バラのある生活」を始めましょう
バラ栽培は、育てるバラを選ぶところから始まります
色や形などの『ビジュアル』だけでなく樹勢などの『性質』を考慮し、環境やライフスタイルに合ったバラを選ぶのが、成功の近道です!
バラは、日当たりと風通しの良い場所で育てるのがベストです。
もし、日当たりが良くない場所に植えたい場合は、品種選びに注意しましょう。
*日照時間からのバラ選び*
- 〈日なた〉1日5~8時間以上日が当たる・・・ほとんどのバラが育つ 〈半日陰〉1日3~5時間日が当たる・・・樹勢の弱い四季咲き(木立性)のバラ以外はほぼ育つ
- 〈日 陰〉1日2~3時間日が当たる・・・【日照少なめでも咲く】をご参照下さい。
*樹形(サイズ)からのバラ選び*
バラの成長は大きく分けると2タイプ。「咲く」か「伸びる」かのどちらかです。
植物は、蕾がついた時点で、枝の伸びがとまります。
つまり、四季を通じて繰り返し良く咲く品種は、余り大きく育ちません。
- 【木立(ブッシュタイプ)】コンパクトに育てたいなら、繰り返しよく咲く四季咲き性
- 【半つる(シュラブタイプ)】アーチ、フェンス、オベリスクなどに咲かせたい
- 【つる(クライミングタイプ)】大きめのアーチやガゼボ、壁面に豪華に咲かせたい


バラ栽培に必要な作業
大事なのは、『タイミング』!!
バラ栽培には色々作業があり、難しいイメージがありますが、実は、ひとつひとつの作業は簡単です。
大事なのは、『タイミング』!!
「なぜ、その作業をする必要があるのか?」が分かれば、タイミングが分かりやすくなりますよ。
*みずやり*
乾いたらたっぷりと・・・の、「乾いたら」がわかりにくい場合は、土に挿すだけで色の変化により
土の乾き具合をお知らせしてくれる『サスティ』がおすすめ!
栽培している全ての鉢に同じ時間に同じ量のお水をあげるのは、失敗のもと。
それぞれの乾き具合を確認して、必要としている鉢だけにあげてください。
*肥料やり*
肥料をあげる目的がわかると簡単です。
- 1月 植え替える際は「元肥」
- 2月 植え替える際は「元肥」
- 3月 【固形】春に花を咲かせるために芽の成長を促す」
- 4月 基本的に休み(生育の様子を見ながら【液肥】を与える)
- 5月 【固形】開花後の株の体力を回復し夏バテ予防に備える
- 6月 【固形】開花後の株の体力を回復し夏バテ予防に備える(5月に与えていたら不要)
- 7月 基本的に休み(生育の様子を見ながら【液肥】を与える)
- 8月 基本的に休み(生育の様子を見ながら【液肥】を与える)
- 9月 秋に花を咲かせるために芽の成長を促す
- 10月 休み
- 11月 基本的に休み(生育の様子を見ながら【液肥】を与える)
- 12月 休み

*病害虫対策*
病気になりにくい健康な株に育てるコト。神経質になりすぎないコトが大切。
日当たりと風通しの良い場所で、肥料や水を過度に与えず、たまに活力剤をあげて健康に育てるのが何よりの予防です。
葉っぱを食べられても、多少病気に罹ってもバラは直ぐに枯れません。
どちらかというと、病害虫により葉っぱの数が減っているにも関わらず、健康な状態と同じタイミングでお水をあげたり、過度に肥料をあげてしまうと、逆に株に負担となり症状を悪化させてしまうことになり兼ねません。
異変があった時には、当ショップへ、メールにて画像を添付の上お問い合わせ頂ければ、症状にあった対処法をアドバイスをさせていただきます。

*剪定*
剪定する目的
- ・次の花を咲かせる
- ・樹高や樹形を整える
- ・枯れ枝や不要な枝を取り除く
分からない時や、迷った時は全体の画像を2~3枚ご用意の上、バラに詳しいお店のスタッフにお尋ねください!!
*植え替え*
植え替える目的
- ・新しい「根」を伸ばすための場所づくり
必要以上の水分を蓄え、過湿状態となり根の伸長を妨げたり、根腐れの原因となるため、少しづつ(1~2周り)大きくするのがベスト。
鉢の素材は、水はけがよければ、素焼きでもプラスチックでも大丈夫です。
植え替えのタイミング
- ・根を触らなければ、真夏を除いていつでも可能
- ・根をほぐす場合は、休眠期(12月~2月上旬)
バラ栽培に大切なのは、「よく観察して変化に気が付くこと」と、「何かあった時に相談できるお店を見つけておくこと」
この2つのポイントで、バラ栽培はもっと楽しく簡単になりますよ♪
それでは、みなさん、素敵な‘ばらぐらし’を(^^♪